会長挨拶
2024年6月1日の総会において承認をいただき、会長に就任いたしました長谷川 功です。
栗山前会長の任期中はCOVID-19に翻弄された数年間でした。今年6月からは診療報酬上の新型コロナ特例もすべて廃止され、小児科外来がコロナ以前の医療環境に戻りました。しかし、COVID-19は依然として存在しており、医療のみでなくさまざまな領域でパラダイムシフトを引き起こし、その影響は今後も続いていくものと思われます。
一方、わが国では少子化が確実に進んでいます。われわれ小児科医が目の前の患者のみを漫然と診ていればよい時代は過ぎつつあります。病気でないこども達にも常に目を向けて積極的に関わることが大きな役割になっていくのではないでしょうか。京都小児科医会ではこれからの小児科医は何をすべきなのか、何ができるのかを常に念頭に置いて活動し、会員の皆様に情報発信をしていきたいと考えております。
会員の皆様からも忌憚のないご意見をお待ちしております。ご協力をお願い申し上げます。
令和6年6月1日 京都小児科医会会長 長谷川 功